毎回なんとかしないといけないなぁと思いつつも、そのたびに手元なくて困るMS-DOS。
32bitOSの限界を超える4GBのメモリ空間を手に入れるべく、2Gのメモリを二枚購入した。事前の調べに寄れば最大でも3.5G程度しか認識しない模様。それでも現在の1.5倍以上にはなるし、そろそろ底値近そうなので購入に踏み切った。
ノーブランドのバルク品なので、相性問題があるかと心配したがとりあえずOSの起動に成功。一安心したところで、立ち上がったWindowsXPから実際のメモリサイズを確認してみたら3.25GBという数値に。不思議に思いBIOS画面からも確認してみたがここでは3226MBという中途半端な数値だった。メモリが壊れているのか?とりあえず、その考えは置いといて、他に問題点がないかBIOSの設定を一通り見てみた。気になったことはBIOSのバージョンが古かった(V3.1)ことくらい。今後CPUを1333MHzのCore2duoに乗り換える予定なのだが、今のBIOSでは対応していないので今後のことも考え、最新(V3.6)にアップデートすることにした。ちなみにマザーボードはMSI P965 NEO2-FI。
そこで問題になったのがBIOSを更新するプログラムは、MS-DOSから実行しなければならないということ。もちろんフロッピーは接続していない。
ここでふと、USBメモリからのOS起動という手段があることを思い出す。ずっとやってみたかったが対応するマザーボードを所持していなかっため手を出せずにいたのだが、このマザボは対応している。それでは…ということでBIOSアップデート用のMS-DOS環境をUSBメモリ上に構築してみることにした。
参考にさせてもらったのは以下。
USB起動ディスクの作り方 - MS-DOS、FreeDOS、イメージファイル、USBメモリ、フラッシュメモリ
フロッピードライブをイメージファイルとして扱える仮想FDがお勧め。
仮想な背中
空っぽの仮想FD(ram)を作っておき、このドライブに以下の方法で起動ディスクを作成する。
XPなら簡単に起動ディスクが作れる。
Windows XPでMS-DOSの起動フロッピーを作成する
作成したら念のため、(仮想FD)イメージとして保存しておく。
そして今度は最初の説明にあるツールを利用して、USBメモリのドライブに起動ディスクを作成。
最終的にBIOSファイルとアップデートプログラムをコピーし完成。
ちなみに、VMware上のWindowsXPで作成可能。
ワシは「保護されたファイルを表示しない」状態だったため、MS-DOSの起動フロッピーを作成後中身を確認してもcommand.comやらが見えずにちょっとあせった。結局、コマンドプロンプトから> dir /aで起動ディスクとして作成されていることを確認できた。
USBメモリを挿したまま再起動。初期画面中にF11を押して起動デバイス選択画面を表示させる。
USBキーボードからだと再起動ではうまくキーが入力されないことがあり、何度かスルーされたが、起動デバイスに作成したUSBメモリを選ぶと、あっさりと起動。一発成功とは縁起が良い。
続けてBIOSのアップデートプログラムを起動する。しばらく待っているとアップデート完了
アップデートが終わったら、電源を再投入。
BIOSのチェックサムエラーと表示されるが、F1を押してBIOS画面を表示させデフォルト設置を読みこませる。そして設定を一通り見直し、保存して再起動。
さあ、どうか…
初期画面中には4096MBと出た。
成功?
がDELキーでBIOS画面を表示し、システムの状態を見てみたところ、メモリサイズは相変わらず3226MB。
XPが起動してもやっぱり見えるメモリサイズは変わらず。一応boot.iniに/PAEオプションを付けてみたが、変化なし。
メモリの相性問題?
システムが不安定になるようだったら、それも充分考えられるけど今のところ安定してるし…もうしばらく様子見てみることにした。
2007/12/10
USBメモリからDOS起動 マザーボードのBIOSをアップデート
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