2008/12/20

RetasStudioDemo 買った人は是非stylosのバージョンアップ催促してください

RetasStudioの体験版が公開されていたので早速インストールしてみた。

既に公開されていたstylosのデモバージョンを使ってみてイマイチだったので物欲リストから外してしまっていたが、RetasStudioの発表があり、大幅なプライスダウンでstylosが提供されることを知り、購入意欲が再燃した。
しかし、どうやら発表済みの商品をまとめてパッケージしただけらしい。ドングルも排除されたようではあるが、機能的な違いは全くないみたい。

インストールしてみると、stylosは2.1だったのが2.5にマイナーバージョンアップしていた。
確か、3Dライトテーブル機能が追加されたとかあったが…それは搭載されているのか?
あんま期待せずにざっと使ってみた。

結論から言えば購入は見送り。

作画を担当するstylos機能だけが目的なので、他の機能も含めてこの値段は高いと思った。
一番安いショップで27000円程度ではあるが、コミスタと比べても機能的に見劣りする部分が多いため便利さが全く感じられない。アニメ用にカスタマイズされているとは言え使い勝手が悪くストレスの方がたまりやすく、メリットが少なすぎる。それ以上に使いづらさが目立ち
stylosのみのダウンロード販売価格5000円ならちょっと心が動くけど、かなりの年月メジャーバージョンアップしてないので使いにくさが目立つ。
散々文句を垂れたが、CoreRetas目当ての人はお買い得なのかもしれない。そっちの方は現場で使い込まれているはずなので、現場に近ければ近いほどすんなり利用できるはず。しかしAdobe製品、特にaftereffectに慣れた人は注意が必要かと。アニメの泥臭さをまんま表現使用としているから、ソフトも泥臭い。こういうもんだと思って使うしかないのですよ。

期待はしていなかったがやっぱりCELSYS。せめてコミスタ4の作画機能を取り込んで欲しかった。

そんでは、stylos2.1と2.5のデモバージョンを使ってみた感想を簡単に箇条書きしてみた。あくまでデモバージョンなので製品版とは異なるでしょう、多分。
あ、使う前に環境設定をいじりまくっているので、デフォで使った場合には更に気になる点が出てくるかも。

2.5で改善されていた点

○Ctrlキー=ハンドツールへの一時的な切り換えキーであるが、これを環境設定でspaceキーに変更することができる。

○?3Dライトテーブルが使えるようになった(方法はわかったがまだ使ってない)

2.5で行方不明になった機能

?集中線が表示できなくなった。
使い勝手がいいとは思わないけどないのは残念。

使っていて気になった不満点

×ファイルプレビューワーパレット(変な名前)で用紙のないところをクリックしても新規作成される用紙がドキュメントの初期設定で指定した用紙でしか作成できない。
セル、タイムシートを含めたドキュメントの設定が作成した後だと変更できないのが問題かと思われる。
どっかに設定できる機能があるのかもしれないが…探すのメンドクサイ。

×Ctrl+SpaceやCtr+Alt+Spaceで拡大縮小ができない。しかも段階的な拡縮だけでマウスドラッグ範囲の拡大もできない(これはツールオプションでできることが)。

×セルを開いている状態だと削除できない。

文面にすればなんのことかわからないが、ファイルプレビューワーパレットから削除を実行するとと聞いてくるので「はい」を実行しても何も起きない。おそらくセルを開いている状態だからと思われるが、このダイアログを出すこと自体間違っている気がする。

×専門用語も独特すぎてピンとこない。

ラスター作画レイヤー

仕上げレイヤーだと思えば良い。プレーンと呼ばれるサブレイヤーを持ち、色鉛筆に相当する数だけサブレイヤー(コミスタで言う定規レイヤーみたいな関係性)が存在する。使える色鉛筆の色や数は環境設定から変更可能。プレーン=コミスタの1bitラスターレイヤーだと思えば良い。
セル一つに対して一つだけ。複数の作画レイヤーを作成できないっぽい。

ラスター下書きレイヤー

下書き用に用意されたものだと思う。
アンチエイリアスなし、8bitと16bitを選べ、色は自由に使える。しかし、透明度が落ちている状態で描画される?

ラスター汎用レイヤー

なんにでも使える?
アンチエイリアスなし、普通に描画される。

自分に使い勝手の良いレイヤーを探すのも一苦労。とりあえずラスター汎用レイヤーを使うことにした。
色々固定化されたレイヤーが存在するのだが、自分が欲しかったレイヤータイプは存在しないことがわかった。
使えない…

×鉛筆はない。ペンのみ。
アンチエイリアス表示はあるみたいだけど、正しく動作しているのかよく分からない。
鉛筆=アンチエイリアス、ペン=アンチエイリアスなしで描画できると良いのだがなぁ。

×シームレスに選択できるカラーパレット機能がない。
ラスター下書きレイヤーはフルカラーで描画できるが、使いたい色を変更する場合はツールバー?のカラー部分をクリックして、

を呼び出さなければならない。
カラーパレットくらいはWindowsの標準ライブラリではなく、アプリケーション側で作ってほしいものだが、余計なことをして余計な問題を生む可能性が高いので営団ナノかもしれないと裏読みしてみたり。
まあ、アニメ用途で考えればフルカラーで塗るっていうのは考えにくいのだろうけど…オソマツすぎる。

×薄消しができない。
まあ、コミスタもできないしね。

×ウィンドウ→アンチエイリアス表示を解除しても、ラスター作画レイヤーの描画にはアンチエイリアスが必ずかかる。

説明書がないからどういう動作するのか不明。あっても意味がわからないかもしれないけど。

×右クリックメニューを表示してもやり直しがない。
右クリックメニューって何の為にあるのか考えてほしい。

×タブレットペンのテールスイッチが消しゴムに割り当てられていない。
まあ、アニメータ向けだしねぇ。

×フルスクリーン表示の解除がウィンドウ→ドキュメント→フルスクリーン表示、という位置にある。
メニュー配置が分かりにくい歴史を垣間見れる。

良かったところ

◎フルスクリーンモードでメニュー下のアイコン群が消える。

これはコミスタにもない良機能。ついでにメニューも消してほしいものだ。

◎思ったより書き心地が良かった。
細めにして筆圧を切った描き心地が気に入っている。

後は、3Dライトテーブル機能を使ってみるつもり。
3D配置は別アプリで提供しているようなのだが…思った以上にめんどくさそうかも。何しろ別の会社が作ったアプリだから使い方を覚え直さないといけないし。
コミスタみたいにEL設定やら3D定規機能やらあったりするわけじゃなさそうだし。
コミスタ4で十分っぽいね。

2008/12/15

ComicStudio4.1.4 3DLTレンダリング機能=3Dプレビューレイヤーを150dpiより大きくできる権利?

薄々とは感じていたけど…

3Dワークスペースを高解像度で出力できないと思ったら、それがEXの売りである3DLTレンダリング機能ってことらしい。

http://www.comicstudio.net/cs40/compare/model/index5.html#p7

EXだと3Dプレビューレイヤーの解像度を150DPIより大きくできるのだろう。線の太さや影の方向などを設定できるみたいだし。

http://www.comicstudio.net/cs40/lineup/ex/recommend/3dlt.html

proだと下書き(150dpi固定)までか…残念。
今回はGSUで作った背景オブジェクトをコミスタに読み込んで、ごまかそうと思っていたけど考え直さないといけないな。
どーすっかなー(汗)

しかし疑問なのが、3Dワークスペースも解像度情報を持っている点。

3Dワークスペース内にレイヤーを放り込むことができるが、出力時には3Dワークスペースの解像度で統一されてしまうのだろうか?
まあ、多分レイヤー自体が持つ解像度で出力されるのだとは思うが…余計な情報が付加されているもんだから混乱するんじゃねーかな。

CELSYSの製品を使い慣れていればどうってことない仕様なのだろうけど、納得いかんなぁ。

2008/12/12

RamDiskの問題解決

家の環境ではGavotteRamdiskの稼働中、USB-HDDなんかを接続したり外したりするとRamDiskに割り当てているドライブが見えなくなります。

んが、なんか解決したっぽい。

相性の悪いソフトがあるのだろうと思っていたけど…まさしくドライブを操作する系のソフトが悪さしてた。

ext2fsだったかな?こいつを使わなくなったので削除してみたら、問題が解決。
玄箱に接続していたHDDをWindowsでも直接扱いたいのでインストールしたものの、最近では全く使っていない。OSも入れ直そうと思っていたので、必要なソフトをリストアップしていた時に気になったので試してみたわけ。
あ、アルコール52%を削除してMagicISOに変更したのも関係あるのか?ないのか?

ただ削除してすぐだと相変わらずだったので、再起動。その後はUSB-HDDを取り外しても、携帯をMassStrageモードでつないでもRamDiskが見え続ける。

快適、ってそれが普通なのだけどね(笑)

OS入れ直そうかと思っていたけど…まだいいかな?(汗)