同人誌作成用に購入したホッチくる。こいつのすごいところは、留め金部分を回転させることができるので、中綴じドキュメントが簡単に作れるようになっている。同人活動のための一品といってもいいかも。でもまだそれ用に使ったことがない(汗
地デジチューナの置き換えで、不要になったHDDレコーダを実家に送ることにしたけど、取扱説明書を紛失していることをすっかり忘れていた。
ワシはメーカサイトからPDFの取扱説明書をダウンロードして使ってたので問題はなかったけど、実家の方でパソコンに明るい人がいないのでPDFではさすがに厳しい。せっかくホッチくるもあるのだし、そこで説明書を中綴じ印刷して説明書っぽく製本してみることにする。
「印刷してホッチくるでとめる」くらいのつもりでいたが、取扱説明書が3つに分割されているので、このままでは中綴じ印刷できない。
まずはPDFをまとめる作業から。
とりあえず、3つのPDFをPDFプリンタに出力。
直接acrobatに読み込ませて一つのPDFに編集できればいいのだけど、保護されているので直接編集は無理。保護されている状態でも印刷はできるようなのでPDFプリンタに出力して編集できる状態のPDFを作る。
出力したPDFファイルをAcrobatで読み込む。それぞれでページ数が結構あるので、正規の順番で取り込むようにしておく。
念のため継ぎ目のページを確認、問題なければ保存して印刷するだけ。…結構手間をかかったけど、別の方法があるのかもしれない。
Acrobat Reader 8で開いて印刷、というのも、ウチのAcrobatはVer6なので、中綴じ印刷機能がないバージョン。2つのバージョンアップでしっかり進化を続けている。Ver9も出るみたいだし、やっぱり買い時なのかなぁ…
印刷を実行。
ページ処理の項をページの拡大/縮小:小冊子の印刷を指定。更に、小冊子の印刷方法:両面で印刷、綴じ方:左であることを確認する。
開始ページ、終了ページで実際印刷される紙を制御する。両面印刷であれば最終ページがちょうど真ん中のページになる。(総ページ数を4で割り切れるnとすると、先頭ページは表面:n,1、裏面:1+1,n-1、最終ページは、表面:n/2+2,n/2-1,裏面:n/2,n/2+1、xページ目はどうやって計算するんだろ?)
PDF文書のページ配置が変化しない限りこのページ処理で印刷される一定に保たれる。ただ、印刷範囲を変更すると違ってくる可能性が高いので注意。(文書の総ページ数から計算して配置するためズレるはず)
プリンタのプロパティを開く。
両面印刷とモノクロ印刷を指定。何度かプリンタ側の中綴じ印刷機能を試したけど、思い通りに制御できなかったのこちらは使わないようにしている。
上位アプリケーションから制御した方が融通が利く、という経験上の判断もある。
ワシが使っているプリンタは両面印刷機能があるから使うつもりがないけど、両面印刷機能のないプリンタでも小冊子の印刷方法で片面で印刷(表面)と片面で印刷(裏面)で小冊子印刷を実現できる。 表面指定で一通り印刷した後、印刷した紙を裏返してセットし裏面指定で印刷。ただし、挿入方向(用紙の天地?)や重ね順を間違えると最初からやり直しなので注意が必要なのは言うまでもない。
人の手が入ると間違いがおきやすいから両面印刷に対応したプリンタであった方がいいだろうなぁ。
AcrobatReader側で中綴じ印刷を制御するメリットとして、途中から印刷を再開できる点。今回印刷した取扱説明書は全体で156Pあり、一度に印刷要求出すと、3Gくらいスプールされてしまう。 相変わらずディスクに空きがなくOSが固まりかけたので、あわててキャンセルし、3回に分けて印刷してみた。 それでもかなり時間がかかったけど…
プリンタドライバの提供する中綴じ印刷では、印刷要求のあったページで中綴じ印刷用に配置しなおすので、今回みたいに印刷要求を何回かに分けて出力する場合には適さない、というかページ番号がメチャクチャになってしまう。1回で全体が印刷できる場合ならいいけど…それでも印刷失敗した場合、途中からやりなおす、というのが難しい。
Acrobat側で中綴じ印刷(名称としては小冊子印刷だけど)がサポートされた意義は大きい…と思う。
出力して綴じてみた。
やっぱり39枚を綴じるには、この芯サイズだと無理が(汗
ホッチくる置いておかないと勝手に開いてしまうくらい折り目がつかない厚さに…(上段左)。
こうして考えると20枚くらいが限界かな…?
芯がギリギリ通ってる感じ(下段右)
それにしても、Acrobatは良く出来たソフトだと感心。Adobeは偉大だなぁ…
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