2008/03/15

comicstudio4.1.1 ストーリーエディタ

Ver5が出るまで使うことはないと思っていたけど、ストーリーを考える上で考えやすいソフトを見つけられなかったんでダメ元で使ってみることにした。
相変らず・・・な印象。
最初のに比べればマシだけど、最初がひどすぎたからね。スクロールするだけでも重かった、あのなつかしい日々(遠い目)
今の状態でも使いやすいとは思えない。まー、ページごとに保存している情報を取りまとめるツールだからスマートな操作方法を提供するのは難しい気はするけど…基本的な作りはいじってないところを見るとver4で大幅な改革は見込めそうにないなぁ。つーか、Ver5もこのままのUIでいきそうな予感…CELSYSって変革を望まない会社っぽいしなー。見た目はなんとかした方がいいと思うけどね。

×セリフは縦書きが基本なんだから、ストーリーエディタも縦書きであるべきだと思うのだけど…この辺は好みが別れるのかなぁ?

×左画面で[ダブルクリックしてテキストを追加]とか[ダブルクリックしてページを追加]とか…同じ文句並べすぎでうざい(汗)
文字情報に頼りすぎ。マウスからしか操作できないんだったらアイコンにすればいいのに…

×左画面でCTRL+クリックで複数選択できるのはいいけど、選択しているものを非選択にできない。追加選択だけ。しかも[ダブルクリックしてテキストを追加]っていう項目も選択できるし…このテキトーさはなんなのだろう?
Windowsの標準的な操作を知っていてあえて無視しているのか?まいるなぁ。

×[変更を適用]した後だとマウスホイールでスクロールが効かない。

×やり直し(Ctrl+Z)も未実装…

×入力中の文字が実際表示される文字と違うのはほっとかれるのかなぁ…?入力中のフォントまで変更するとなると処理的に負担になるのだろうか?左画面で入力すると入力中と確定後のフォントが違うことが気になってしまう。やっぱり縦書きにしてくれないかねぇ…
ああ、でもでかいフォントを指定されたら困るのか…もしかして…フォントサイズに沿った大きさになるのかと思ったけどさすがにそこまでポカしてなかった。残念(笑)

×左画面で項目選択してdeleteキー押したらカーソルキーが消える…以降、マウスでクリックしない限りキーボードでの操作不可。どーなってるんでしょう?(涙)
[変更を適用]してもカーソルが消える。元がマウス操作を前提に考えていたからだろうが…
文字入力を基本にするところはキーボード主体の操作をメインに据えて、マウスは副次的な操作であるべきだろう?

×複数の項目選択すると[既存の文字設定に従う]ってなるけど、ここから[スタイル]を選択しても切り替わらないのはなんで?
同じスタイルを使用している項目を選択しても[既存の文字設定に従う]になってしまうところを見ると、複数選択=[既存の文字設定に従う]ってことにしているみたい。やー、適当だ(笑)

?左画面で複数選択した状態で右画面の[キャラクター]項目を割り当てることってできないのかね?
そもそも、右画像のテキストっていうウィンドウ(ダイアログか)自体が不要だと思うのだけど…シームレスに操作できないのって開発側の手抜きな気がするなぁ…前も書いたかな?

?☆シームレスに操作したいってことにも関連するけど、右画像の[キャラクター]って項目、左画像から指定できないもんかね?

×左画像でフォントがころころ変わる。[スタイル]標準で入力していたつもりがいつの間にかComicStudio-PGAになってるし、更によくわからないのが[既存の文字設定に従う]になっていることも…
発生条件が特定できてないのでアレだけど、頻繁に発生してる。

×?右画像で[キャラクターを素材から指定する]と[全作品のキャラクターを表示する]をチェックしておかないと[キャラクター]項目を指定しても無効になる。その項目に関連するなら、明らかに項目のレイアウトが間違っていると思うが…項目自体の意味が理解できてないから言い切れないけど、マニュアルもよくわからんしなぁ。

×ストーリーエディタを開くと、必ず[フォント]が選択されている状態。最後に使用したから、というのならわかるけど、この設定がそのまんまページ上で使用されるフォントになるわけだから、適当に設定されるのは困る。そもそも、[スタイル]指定を基本に考えられているものだと思ったけど…開発者同士で意思の疎通をして欲しいね。

×左画像の子ウィンドウ内の表示幅(キャラクター名とかセリフが表示される領域の幅)を変更できるのはいいのだけど、一度閉じるとデフォルトに戻ってる。作品ごとに設定値を保持する必要はないと思うけど、個人情報として保持しといてもらえないかねぇ?

☆右ページか左ページか分かるようにしてほしい。未だに「偶数ページが右」とすんなり出てこない自分が悪い気もするが、ずらっと並べられるとどっちがどっちか判断つきにくくなることも理解して欲しい。見開き単位で隙間を空けるとかでもいいかも。

○アイコンがコミスタになってる(笑)

ちょっと触っただけで、これだけ不満が出る機能ってどうなの…?よくなったと他の人の評判聞いたので触ってみる気になったんだけど…やっぱやめときゃよかったなー。

ストーリーエディタだけに言えたことじゃないけど、マニュアルが作られた頃にくらべて機能追加とか改良されたところが多いから、マニュアルの修正PDFとか配布してくれないもんかねぇ。部分的でもいいので。
マンガ制作ソフトを作っているのがCELSYS1社だけになってしまったせいもあり、期待と不満がすべて同社に降りかかっている気がする。毎月すごい数のマンガが出てるのに制作ツールに選択肢がないのは心細い。誰かドカン企画してくれないもんかね?国がマンガ/アニメ産業を本気で盛り上げたいと思っているなら、資金提供もありえると思うのだが…
対抗馬としてsaiの発展に期待するしかない、か?

話は変わって感心したのがFlex Comix。
最近のマンガ業界って雑誌が売れずに赤字の垂れ流しというのが多いみたい。それでもコミックの売上は悪くないみたいで、雑誌の赤字分を補填しているようだ。
雑誌が売れないっていうのはわかる気がする。読みたいマンガ、1つ2つのために雑誌の購入は考えにくいし、最近は雑誌の傾向がバラけすぎている気がする。ある意味オタク系のマンガ雑誌の方が、傾向がはっきりしているからはまればお買い得感は高そう(笑)
話は戻ってFlexComix。
印刷物として存在しないから公開した時点での売上は0、作家さんへのギャラの支払いもあるから赤字は間違いなし。今のところマンガ内にスポンサーもないみたいだし…立ち上げ当初は苦しかったろうなー(汗)
収入源はコミックの売上に頼るしかないわけだけど、採算がありそうなもののみコミックにすればそれなりに利益を上げられるのではないかと。
しかもWebコミックの利点は、雑誌としてのページ数に制限がない、厳密な締め切りを設定する必要がなく公開日を作品ごとに設定できる、情報の集計がしやすい…など従来の雑誌とは違ったメリットが存在する。特に重要な読者がどんな作品に興味を持つのかは雑誌以上に把握しやすいのではないかな?
ま、人気のないの作品はどんどん切り捨てられていそうだけどね…(汗)
あと売れ残りの多い雑誌を作らない点は環境問題への配慮もされていると言えるかと(笑)

まだ印刷物以外でマンガを読む行為が一般的ではないけど、FlexComixは現状の流れにうまく乗った例ではないかと思われる。
電子ペーパー、早く一般的にならねーかなー。

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